令和2年第9回日野町議会定例会一般質問通告表

令和2年第9回日野町議会定例会一般質問通告表

松尾信孝

パワハラ防止策についてのその後

9月議会でも指摘した職場内でのパワハラ防止策について、10月には職員を対象とした研修も行われたと聞く。その結果と、この問題についての今後の取り組み体制を問う。

1.10月の職員研修の概要
2.研修の効果はあったと思うか。あったとすればどのような点についてであるか。
3.今後継続的に何をしていかなければならないと考えるか。
4.役場に限らず、町内事業者や役場の関係する機関への啓発についての考え方は如何。
5.研修の結果、パワハラ防止について今のままの制度でよいと考えるか。

日野町職員の給与について

公務員の給与については様々な考え方がある。
地方公務員の給与のレベルについては、本町においても、もらいすぎているとの意見もあることは、ご承知の通りです。
地方公務員の給与レベルの国家公務員との比較については、いわゆる「ラスパイレス指数」というものがあるが、その指数を参考にしながら、本町における職員の給与レベルについての考え方を問う。

1.本町職員の「ラスパイレス指数」についてどのように評価するか。
2.ラスパイレス指数以外に、職員の給与レベルを比較する数値があるか。
3.本町職員に関して、ラスパイレス指数計算に含まれていない待遇はあるか。
4.給与レベルは民間企業においては重要な労務政策であるが、本町においては政策的にどのような位置づけであると考えるか。

金川守仁

第2期「きらり日野町創生戦略」・「日野町人口ビジョン」取り組みについて

第2期「きらり日野町創生戦略」、「日野町人口ビジョン」についてパブリックコメントが公募され貴重な提案と意見が集まりました。同時期に新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい、感染対応で生活様式が一変したことは言うまでありません。
このような緊急事態だからこそ、パブリックコメントに対して、町ができることを丁寧に説明し、可能なことから取り組み行動する必要があり、内容によってはやむなく変更も必要ではないでしょうか。

パブリックコメントに対する回答内容について伺います。

1.人口減少対策

若い世代が住み続けられる環境を整えるための具体的行動とは何でしょうか。

2.耕作放棄地等を活用した特産品開発

現状把握、実現可能な政策について伺います。

3.まちづくり計画

  • JR伯備線利用促進施策の第一歩は何から始めるべきか
  • 金持神社参拝される方以外に国道利用者と地域住民の皆様に対する交通混雑緩和対策
  • 日野高校魅力化について現状をどのようにとらえるかを伺います。
再生可能エネルギー活用の取り組みについて

世界的な戦略SDGsと脱炭素化社会 (カーボンニュートラル)への取り組みはすでに近隣の市町村で取り組まれています。
すぐにわが町でも検討し、国の地方創生戦略にくらいついて予算化できるものはすべてチャレンジすることが必要です。

再生可能エネルギー活用施策の取り込み(補助金制度活用)についてお伺いします。

  • 太陽光パネル活用促進
  • 電気自動車充電施設の設置
  • 森林環境譲与税の有効活用
  • その他

中原信男

町道下黒坂線舟場、下安井間の事業計画について再度質問致します。

6月定例会で取り上げ質問しました。その時、私の質問に対する答弁は、次のように発言されました。「今後の進捗については慎重にならざるを得ない」又「鳥取県や江府町、関係機関と協議を進めて行きたい」と言われた、その事を踏まえて、次の点について具体的に質問します。

1.6月以降、どのような協議が行われ、今現在どのような判断になっているのか、新年度予算や財政の将来負担の関
係から伺います。

2.取り分け、関係の深い自治会への説明、協議など行われたのか伺います。

義務教育学校の新設は、予定通り進んでいるのか質問します。

令和5年4月の開校をめざし、教育委員会は日々努力をされていると思います。根雨、黒坂両地区での、住民説明会、保護者説明会も一通り終わり、意見集約され今後の義務教育学校に生かされていくと思います。そこで、次の事について質問します。

1.廃校となる小学校、中学校の校舎及び跡地の利活用についてどうされるのか、方向は定まったのか伺います。

2.黒坂小学校の、借地契約について、今後どのように進めて行くのか、今から十分検討をしておく必要を感じますが、どう考えていますか。

3.義務教育学校の名称及び校舎の名称は、何か考えているのかお聞きしたい。

梅林敏彦

椎茸原木をはじめとする広葉樹の活用振興について

日野町の伝統的な産業であり、また生産される製品の品質の高さにおいて全国トップレベルにあるのが、原木椎茸栽培です。しかし、生産農家の高齢化、機械化の遅れ、優良なほだ場の不足、年々困難になる原木の調達など、産業として維持・振興していくためには解決しなければならない課題がたくさんあります。
一方で、まだ少数とはいえ、若い世代の継承者が力強く育っており、将来に向けての光明も見えています。
本日は、この光明をさらに明るく広げていくために行政がなすべきことは何かについて、質問します。

1.今年に入って大山周辺でナラ枯れの被害が拡大し、我が日野町の山にも飛び火的に点々と被害木が見られるようになりました。「ナラ枯れ」という通称が示すように、被害に遭う樹は主にコナラ、ミズナラ、クヌギなどのナラ類です。これらの樹はどれも原木椎茸栽培のホダ木として無くてはならない資源であり、その資源が枯渇に向かっているとしたら、日野町の伝統的特産物の生産振興に赤信号が灯ります。被害拡大阻止に向けてどのような対策を考えておられるのか、現時点での被害状況と併せて伺います。

2.昨年度創設された森林環境譲与税によって、日野町には昨年度と今年度、合わせて2,400万円ほどが譲与されています。しかし、その全額が新たに設置された日野町森林整備基金に積み立てられたままで、税制の創設趣旨である「森林の整備」「人材の育成」「木材の利用」のためには未だ使われていません。この税による事業は、国の細かな制限を受けることなく、幅広く弾力的に実施できるとされており、工夫次第では本町の椎茸生産振興にうってつけの取組ができるのではと考えますが、町長のお考えを伺います。

鵜の池の観光地としてのブラッシュアップ策について

コロナ感染の拡大は観光面においても、人口密度の高い都会を離れ、自然へと向かう傾向を強めています。ここ数年の全国的なキャンプブームとの相乗効果もあり、我が日野町においても、この夏以降、鵜の池キャンプ場がかつてないほどの人気を集めています。そこで、今年度から新たに動き出したかに見える町の鵜の池振興策について伺います。

町では今年度、使えなくなっていたトイレと、屋根の壊れていた東屋を解体して整地されました。また、これまでは飲める水が無かったのですが、ボーリングを実施して新たに水源を発見されました。こうした事業の先にある観光地鵜の池のビジョンをどのように描いておられるのか、具体的に伺います。

安達幸博

町が行う活動、事業はSDGs(持続可能な開発目標)の視点でについて。

鳥取県西部地震から20年が経ちます。当時の記憶が薄れ風化してきている中にあって「鳥取県西部地震展示交流センター」の役割は大きいと思います。この施設の運営は県から日野ボラネットに委託されています。
災害ボランティア活動も大きな活動の柱となり自然災害発生が多発する今日、いち早く現地に出向き災害ボランティア活動の助言を行う日野ボラネットスタッフ山下さんは全国社会協議会で評価が高いと認識しています。
この施設の存在は災害ボランティアの方々はよくご存じでありますが、町民や町を訪れる人びとには啓発の工夫が必要と感じます。
この施設が担う復旧記録、西部地震伝承の啓発をSDGsの視点で質問いたします。

1.鳥取県西部地震展示交流センターの設置の経緯と財源、活動内容、今後の取り組みや課題、町の係わりについてお聞きします。
2.災害ボランティア活動についてお尋ねします。
3.SDGsに当てはめると災害ボランティア活動はどの区分に該当するのでしょうか。
4.私は、昨年9月議会一般質問で前合銀施設は日野町SDGs啓発拠点にどうかを問いました。その後の協議内容をお聞かせください。
5.前合銀施設に係わる令和3年度予算の考え方をお聞かせください。
6.前合銀施設に鳥取県西部地震展示交流センターを移転し復旧・伝承、啓発を新たな切り口でボランティア活動拠点と位置づけ、兼ねて「誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現のため、17のゴールを示すSDGsを町民が考え行動する施設にしたらどうでしょうか。

佐々木求

介護保険

第7期介護保険計画期間の基金積み立て額は約4千650万円となりました。単純に考えれば被保険者からそれだけ取りすぎていたことになります。

1.その原因は何か

2.西日本でも断トツの高額になっていたが何故だと考えているか。

3.当然のこととして取りすぎのものは本来返すべきものではないか。

4.3を踏まえれば次期には減額、見直しをやるべきだがどのように考えているか。減額すると大まかにどの程度になるか。

5.市町村に運営を任せるこの制度の欠陥はあきらかで、改善を求めなければならないと考えるが、どのように捉えておられるか。

ライフラインについて

決算の際、これまでも度々人口が多いところや、一部の所が「少ない予算で大きな効果」と上下水道など整備・修理・改修を優先されてきた。
今後大規模な事業も予測される中、周辺の集落には、上下水道の整備も行われてなく、政治の平等性の問われるところも少なくない。

1.この間政治の果実が安心・安全な生活を送るうえで公平に配分されていると考えているか。

2.指摘には考えていくような適当な答弁が多いが、それぞれの課題・計画が示されていないのではないか。

3.ライフラインの整備計画が求められていると考えますが、どのように考えておられるか。

中山法貴

日野高校の存続に向けた支援について

現在、日野高校は存続の危機です。
入学者数が2年連続して募集定員の2分の1に届かず、鳥取県教育委員会が学校のあり方の検討に入っています。
日野高校の存続には、来年度に入学者定員数76名の半数である38名の入学者を確保することが喫緊の課題となっています。
寮の支援、公設塾の支援、地域との交流などの中期、長期計画の日野高校魅力向上ももちろん重要ですが、目の前の課題である来年度の入学者数確保をクリアしないことにはそのあとがありません。

1.日野高校をなにがなんでも存続させる。人もお金も更に投入してでも存続させると考えていますか。覚悟をお聞かせください。
2.日野高校の未来にどのようなビジョンを持ち、どのような支援をしてきましたか。
3.日野郡内でも当然日野町がリーダーシップを取っていかないといけませんが、江府町と日南町へはどういった要請をしていますか。
また、日野高校魅力化向上推進協議会では、実務組織のワーキンググループへどのような指示をしていますか。指示が組織全体に的確に届き現場がスムーズに動ける体制は整っていますか。
4.これから入学者募集の3月までにどう支援していく考えですか。具体的な戦略と戦術をお聞かせください。また、それを行う体制はできていますか。