平成29年第6回日野町議会定例会一般質問通告表

平成29年第6回日野町議会定例会一般質問通告表

1金川守仁

日野町の農地を維持するための政策について

中山間地域で「耕作放棄地」「遊休農地」が課題となっている昨今、「農業の明るいきざしづくり」にどのように行政が関わるか大変重要な時と考えます。

特に、農家は自然との闘いが常であり、近年の「自然災害」は、スポット的な被害を及ぼしかねません。

また、高齢化した農家は現状を維持することすらままならない状況であると思います。

担い手育成の基本は「農業従事者」に対し行政が積極的にかかわることが大変重要な施策だと強く感じます。

早期に対策立案を考えて行動しなければ、他地区の条件の良い地域に人材をとられ、手遅れ状態となることが懸念されます。

  1. 特定農業法人、特定農業団体への育成に対する、町としてのお考えをお聞かせください。
  2. 農業用水路の現状調査、分析はなされていますかお尋ねします。(農業委員からの聞き取り調査等)
  3. 町の農地台帳面積管理の実情について耕作放棄地、遊休農地に対して、次の一手をどのようにお考えでしょうか。また、今後予測される遊休地等については、仕方ないとお考えでしょうか。
  4. 平成29年度の「しっかり守る農林基盤交付金」事業の進捗状況を教えてください。
災害時緊急連絡システムについて

今年は、全国的にもスポットゲリラ豪雨災害が起こり、「Jアラート対応」など、町民を守る目的で行政の「緊急対応システム」のルールを再点検する必要があると考えます。

  1. 事業所、就労者への連絡方法と介護施設の緊急対応はどのようにされていますか。

2松本利秋

文化薫るまちづくりと観光について

日野町は歴史と文化薫る町といわれています。私たち町民は祖先が残した貴重な文化財を大切に守り、後世に受け継いでいく使命があります。

また、美術、音楽、地域伝統芸能といった文化振興を通じた地域づくり、人づくりを進め、文化薫るまちを創ることは地域の活性化にもつながります。

これを観光に結び付けて、更なるまちづくりにつなげたいと考えるものです。

  1. 文化行政の取り組みを伺います。
    1. 山陰合同銀行根雨支店(移転後) 近藤家等、根雨の町並みを文化財保存へ向けた取組み。
    2. 長楽寺の格天井絵図、等文化財調査及び指定。
    3. 泉龍寺の因幡二十士の遺品。
    4. その他町内の文化財の調査及び指定。
  2. 文化薫るまちづくりを行うためには、プランの策定が必要であると考えますが、検討委員会を設置する考えは。
  3. 文化財等を考える場合は、精通した人、いわゆる学芸員の設置が必要であると考えます。そのような資格を持った人を町職員として採用される考えはありませんか。
  4. 町図書館(外南側)に談話室の設置は。
  5. 「金持テラスひの」の共用スペース部分の活用方法は。
  6. 文化財を活用した観光への取り組みは。

3中原明

林業振興施策、森林環境税について

林野庁は森林、林業基本計画案の国産材の供給量を2025年に4千万立方メートルへと14年度実績の1.7倍に生産体制の強化や、新たな需要開拓を進め、林業や木材産業を成長産業に育てることを目指す。

国産材の供給量は回復傾向であるが、小規模な森林所有者が大半で生産性が低く、森林組合等地域が一体となって、林道や作業道の整備の推進が求められています。県は平成17年度から森林環境保全税が実施されています。

国に於いても、森林環境税の創設に向けて平成30年度税制改革に結論を得るとしている。

  1. 鳥取県は森林環境保全税制度は県民1人当たり年間500円、法人は事業規模により1千円から4千円、収納額1.7億円であり、施行期限が平成29年度末で期限が迫ってきており、制度の継続と充実はどう認識されていますか。
  2. 制度の継続と充実のため、県への対応はどうされますか。
  3. この制度による本町の事業実績はどのようになっていますか。
  4. 本町では、林業振興年次計画は立案されていますか。
  5. 小規模森林所有者を集約化による森林を預かって管理、整備する長期施業管理を計画推進されませんか。
  6. 林道、作業道の平成28年度現在進捗率はどうですか。
  7. CO2の排出量の一部を森林整備活動で相殺するカーボンオフセットに取り組む考えはありませんか。
  8. 森林の有する多面的機能を活かし、地球温暖化対策として、森林環境税創設が平成30年度を目指して活動を繰り広げていますが、町長はこの制度をどうお考えでしょうか。

4松尾信孝

日野町排出の一般廃棄物の処分について

収集された日野町の一般廃棄物の処分体制は将来にわたって万全か?

  • 日野町で収集された一般廃棄物の処分の現状について説明願いたい。
  • その現状はどれくらいの長期間にわたって維持できると考えられるか。
  • 大規模災害発生時に排出される瓦礫等の廃棄物の処理、処分計画はできているか。
  • 報道されている米子市淀江町の産業廃棄物処分場の予定地は、西部広域が一般廃棄物の処分予定地として計画していた土地と重複するようであるが、西部広域の構成員として、西部広域の廃棄物処分計画への影響をどのように考えるか。
町管理下の日野町内のトイレの現状について

町管理下の公衆が利用するトイレの快適化に一段のグレードアップが必要と考える。

  • 現在町の管理下にある公衆が利用するトイレの現状と清掃等の管理体制が知りたい。
  • そのうち、腰掛式のいわゆる洋式トイレの実態は如何に?
  • 和式の洋式への改修計画はあるか。そのタイミングは?

5中原信男

目的基金の創設を考えるべきでは

財政調整基金をはじめとする基金残高が約20億円となっています。

2年前の(平成27年6月定例会)で、今回と同じ質問をしました。

これまで、二度と財政破綻を招かないように、町長をはじめ職員また議会も関わり、町民一丸となって努力した結果だと考えます。

しかしながら、国の財政は厳しく、豊かな地方自治体には、交付税の削減、基金の活用などを求めてくることが予想されます。そのような点から、財政調整基金を活用し、目的基金を設けるべきと考えます。

  • 簡易水道事業、公共下水道事業及び農業集落排水事業において、近い将来、インフラ事業が必要となります。将来的に安定運用ができるよう個別の目的基金を創設しませんか。
町政に対する評価と2月に予定されている町長選挙への考えは

三期11年6か月、町長ご自身の町政運営を振り返り、どのように自己評価をされているのか伺います。

また、2月に予定されている町長選挙に立候補され4選を目指すのか、今期限りで勇退されるのか、現在のお気持ちをお聞かせ願います。

  • 町政に対する自己評価と、2月の町長選挙への考えは。

6安達幸博

農業改革について

昨年、農業委員会法が改正され、本町は、改正法に基づき県下2番目に農業委員会の新体制を行った。農業委員、農地利用最適化推進委員は、担い手への農地利用の集積・集約化を推進することが求められています。

農地中間管理事業を行う「鳥取県農業農村担い手育成機構」の活用が農業を守り育成する鍵となっています。その機構の活用状況から、本町の農業の課題と今後の取り組み、仕組みが必要と考えます。

  1. 農地未登記、不在地主の状況
  2. 人・農地プランについて
  3. 農地集積バンク活用状況
  4. 農地集積協力金交付について
  5. 利用権設定農地の規模拡大交付金について
  6. 農地利用最適化推進委員の役割は極めて重要である。その課題の認識について

    以上の点を聞き、農業振興施策を質します。

収入保険制度について

農家の経営安定対策として「収入保険制度」創設の改正農業災害補償法等が成立し、農業改革推進8法が全て揃った事となった。

この法は、自然災害による収量減少、市場価格が下落等の収入減を補填する制度だ。加入できるのは5年間継続して青色申告をしている農業者となっているが、制度発足時なので一年であっても認めるようです。

  1. 農業者の申告形態をお聞きします。
  2. 啓発や周知についての考え方をお聞きします。
奥日野たたらの里づくりについて

平成26年度に都合山たたら遺跡の土地を購入した。また、奥日野たたら文化活用検討委員会から「奥日野たたら文化の活用にかかる提言書」が提出された。有効活用を図るため、地方創生加速化交付金を活用して「奥日野たたらの里」づくりを推進するため総合戦略策定やモニターツアー、遺跡周辺の環境整備等に取り組んだ。その実施状況を聞き今後の活動の方向を示す必要を感じます。

  1. 奥日野たたらの里づくりプロジェクトの成果物並びに実績について
  2. アクションプランの具現化について

以上の点を聞き、奥日野たたらの里づくりの戦略を質します。

日野高校魅力向上コーディネーター配置について

日野高校魅力向上コーディネーター配置から3年が経過しようとしています。後半から高校との関係も良くなってきている印象の中、さらに一名の増員となりました。

新聞や広報に日野高校の記事を多く見かけるようになり地域との連携や理解、協力が得やすい環境になりつつあります。

8月16日、3年間の活動記録報告会から今後の活動内容が見えてきました。

  1. 日野高校魅力向上コーディネーター配置の成果と評価をお聞かせください。
  2. 見えてきた課題の捉え方をお聞きします。
  3. 三町連携の考えをお聞きします。
  4. 日野高校魅力化ビジョンの策定についてお尋ねします。

7佐々木求

介護保険制度について

町・県は要支援者1・2の支援に頑張ってきているが、国は、「地域での助け合い」を前程に諸施策を打出している。

  1. 地域に要支援者を支えさせる国の動きを、町長はどう受けとめているか。
  2. わが町のような中山間地域では、国の推進する施策には限度があると考える。方針を見直すよう求めるべきではないか。
町道整備について

陳情のあった町道久住線を調査した際、全町道の現況調査の必要性について、委員からも話が出ていました。

  1. 今後、計画的に町道を整備する上でも、現況調査、マップ作りは必要と考えるが現状はどうか。