平成28年第4回日野町議会定例会一般質問通告表

平成28年第4回日野町議会定例会一般質問通告表

松本利秋

安心・安全なまちづくりについて

災害が全国各地で発生しています。2ケ月前には熊本地震が発生し、余震が続き一時は20万人もの人が避難生活をされたと報道されています。

思い起こせば5年前の東日本大震災、16年前には鳥取西部地震で、本町も甚大な被害を受けました。熊本地震では、地震の揺れの恐怖から避難生活が続き福祉難民(いわゆる高齢者や障がい者など介護を必要とする人たち)への支援対策が課題となっていました。

安心・安全なまちづくりを推進し、住みよい町にしていくために、震災を経験した日野町。特に高齢化が進展しており、他の教訓を生かして、防災体制を今一度点検してみる必要がありはしないでしょうか。

    公助
  1. 災害時に福祉難民を出さないようにするための施設(便所・風呂・避難生活)が必要と思います。整備する考えは。
  2. 自助・共助
  3. 支え愛活動事業は、自治会(コミュニティ)の防災意識と助け合いの高揚に効果があったと思います。よって未自治会への働きかけと補助の継続が必要であります。町の考えは。

古文書の保管と文化活動について

町は「たたら」の保存と活用に力を入れようとしておられますが、町は古文書等を保存する場所がなく、日南町美術館や、個人所有の資料は県で保管していただいている現状です。また、町図書館収蔵庫も満杯の状況にあります。

  1. 古文書、美術品、行政文書等をきちんと保存、保管し、後世に引き継ぐ使命が私たちにはあると思います。この施設整備の考え方は。
  2. 文書管理の責任者が本町はいないようであり、設置すべきと思いますが、考えを伺います。

安達幸博

林業振興と町有林について

森林は、川・海、農林水産業と深く関連があります。その重要性や大切さを情報発信するため、5月29日、第61回鳥取県植樹祭が行われました。日野町は、砂鉄と炭の森林資源を活用して発展した地域です。近年は、鉄鉱石から鉄をつくり、化石エネルギーを使用するようになり「たたら」は衰退しました。

又、輸入材により木材価格は下がりこの地域を育んできた産業を失い過疎地となりました。植林政策で緑豊かになったはずの山々は、手入れも行き届かず日の当たらない森林になっています。このような観点から本町の林業振興の考え方と、同様に町有林の管理について尋ねます。

  1. 本町の林業振興施策を伺います。
  2. 振興施策の長期計画を尋ねます。
  3. 日野町公共建物等における木材の利用促進に関する方針の効果を尋ねます。
  4. 今後の木材使用拡大の見通しを尋ねます。
  5. 森林の持つ多様な機能を十分に発揮させるために町有林は林業施策の推進役でなければなりません。町有林の施業履歴及び保護に関して尋ねます。
  6. 町有林の現地の状況、山の境界や立木についての職員管理体制をお聞きします。

たたら文化活用について

平成26年度、奥日野たたら文化活用検討委員会を立ち上げ、たたら文化の活用の提言書が報告されました。産業遺産の検証、伝承、保護そして観光への期待が高まっています。

島根県では、安来市、雲南市、奥出雲町で構成する鉄の道文化圏推進協議会「出雲国たたら風土記」が日本遺産の認定を受けられました。このように広範にわたり「たたら製鉄」を視点とした町づくりが行われようとしています。

地方創生のこの時期に特色ある町づくりを推進するため問いたいと思います。

  1. 地方創生加速化交付金を活用した都合山たたらの整備は、その後どのような対応をしていますか。
  2. この提言書を実行にする実施計画策定の考え方をお聞きします。
  3. たたら文化について、遺跡調査、研究、情報発信を掘り起こし、磨き上げてきた伯耆の国たたら顕彰会と日野町との連携協議会、日野郡三町を併せた協議会が必要な時期と思いますが、その考え方をお聞きします。また、島根県鉄の文化圏推進協議会との連携の考えもお聞きします。
  4. たたら文化を育んだこの地域について、学校教育ではどのような学びをしていますか。

松尾信孝

日野町地域防災計画について(ボランティア受け入れ体制)(要援護者対策)

被災の応急対応やその後の復興にボランティアが不可欠であることは西部地震でも経験した。一方で初めてのことであり、ボランティアの受け入れ・活用に関しては当初混乱した。教訓を生かし、万一に備え平時においても万全の体制を整えておくことが肝要と考える。

熊本地震でも体験したが、多様な要援護者のニーズにできるだけ対応する必要がある。

  • 防災計画は常に見直されているか。
  • 本町のボランティアの受け入れ体制は万全か。
  • ボランティアコーディネーターは育成されているか。
  • 社会福祉協議会(社協)、町内の民間団体との連携はできているか。
  • 要援護対象者の把握と、多岐にわたる必要な対応の準備はできているか。例;外国人、食物アレルギーなど

リバーサイドひの指定管理者契約

来年3月の指定管理者契約更新に向けての前広な準備が必要と考える。

  • 経営診断の報告書の中で、何が一番の課題と考えるか。対応策と工程表を聞きたい。

元日野サンプラザ活用計画

そろそろ管理運営体制について考える時期に来ていると思う。

  • 大まかな利用・活用計画について聞きたい。
  • 現段階で考えている管理運営の体制は?町はどこまで係るのか。

佐々木求

広域消防

各地域で、人口減や高齢化により防災体制が弱体化する中で、広域消防の果たす役割はますます大きくなっている。

  1. 現状においても、特に複数の事故・災害での救急対応に限界があるが、広域行政の見地から体制の検討、強化はどのようになっているか。
  2. 大規模災害時に機能する地域の防災体制の確立は困難ではあるが検討、対応する必要がある。今後どのように進める考えでいるのか。

生涯活躍のまち構想について

国は、地方移住の高齢者の生活拠点として、大都市から移住する高齢者が必要な介護を受けながら、地域住民や、若い世代と交流して生活できる拠点を整備すると言うが、これは全国どこでも同じで、町として当然です。

  1. 町として、どのように捉え、考えているのか伺いたい。