平成28年第3回日野町議会定例会一般質問通告表

平成28年第3回日野町議会定例会一般質問通告表

松本 利秋

施政方針について

施政方針では、1子育て支援、2若者定住促進、3医療と保健・福祉の連携を柱として、特に若者 の転入を促進し、人口減少を緩やかにする対策。また、教育に力を入れる考えのもと、各方面に目配 りされた予算編成となっています。

ところで、行政は安心・安全で、本町に住んで良かったといえるまちづくりを推進しなければなりません。

その基本は、住民自治であると考えます。よって、自治会の元気づくりと活性化は不可欠です。

  • 計画策定のベースになるのが町の人口推計。昨年9月策定された創生戦略人口と国勢調査の速報値 を比較するとスタート時点で約100人減の異差があります。町の人口減少の分析もさることながら 、集落(50自治会)の現状を把握し、計画(行政)を進めることが必要と考えます。各集落の年齢構成や生活実態などの現状をどのように分析されていますか。
  • 自治会(コミュニティ)の元気と活性化が不可欠であり、新規の自治会等を支援する地域活動支援 交付金は、画一的ではなく、自治会に合わせて柔軟性を持たせた補助金が必要ではないでしょうか。
  • 高齢化と人口減少により自助・共助でやれない集落が今後想定され、集落支援員又は地域おこし 協力隊を公で配置し、集落維持を図る考えはありませんか。
  • 本町は、ほとんどの自治会に集会所(公民館)があり、これを拠点にコミュニティ活動が行われていますが、ない集落では近隣間の助け合いの希薄も感じられます。そこで、空き家を活用した集会所の設置が必要と感じます。 現状把握。並びに、集会所補助金(改修費)新設の考えはありませんか。
  • 観光関係で今回、滝山公園の整備(5ケ年計画)が示されましたが、園内には広大な平地があります。まず、これを含めた全体的な構想(計画)を考えるとともに、事業を実施すべきではありませんか 。

中原明

施政方針と新年度当初予算について

    ハード事業の財源を自治体が町債で調達し後年度の元利償還金相当分を地方交付税で上乗せによって補填する。もし国が別枠で用意しなければ地方交付税は目減りする。
  1. 町債発行額が前年度対比17.3%増額になっています。町債の償還額等に充当可能な歳入見込み額 はどうですか。
    地域住民から安心・安全な生活を営む上で切実な思いの上から陳情が出ておる。
  2. 根雨6区権現谷渓流水路について、町道近江畑線の拡張整備について、陳情が出ており議会も現地調査の上採択しています。どう対応されますか。
    条例制定により条例を必要とした事情が年月の経過とともに状況が変わってもそのまま存続している場合がある。
  3. 新しい条例をつくる際には施行後3年ないし5年、場合によっては10年で失効する旨、条文に 盛り込む方向にされませんか、既存の条例も順次、同様の規定に改正検討されませんか。
    定住対策お試し住宅、空家活用、住宅建設等、立案されていますが、宅地造成も必要ではないでしょうか。
  4. 定住対策に宅地造成して定期借地権、宅地分譲こそ定住促進策ではないでしょうか。

安達幸博

一般質問における政策提言と検証

議員に課せられた役割において一般質問は重要な責務であります。

私の最近5年間の質問を検証し政策実行、予算措置が成されていないものについて、執行部内での 議論、方向性、財源確保等の過程、経過を聞き再度政策提案をしたいと思います。

  1. 特に聞きたい案件
    1. 食物アレルギーの児童・生徒に対する学校給食の除去食、代替食の取り組みについて
    2. 光回線整備について
    3. 根雨社会体育館跡地活用について
    4. 野菜苗補助について
    5. 歴史民俗資料館の活用について
    6. 塔の峰公園の整備について
  2. 政策実現への議論、方向性、財源確保等の過程、経過の開示について

中原信男

土砂災害から住民を守る防災対策について

近年、地球の温暖化による気象変化で発生する集中豪雨(ゲリラ豪雨)のために各地で被害が起きている。

日野町においても土砂災害警戒区域が143箇所あり、今一度防災意識の向上、日野町防災計画による災害時の迅速かつ、的確な対策が図られるよう町民の安心安全な暮らしを守るため、質問いたし ます。

  1. 大雨時の情報収集の現状はどうなっているのか。
  2. 危険が予測される実態が発生した時、関係地区住民への情報提供の方法は。
  3. 避難勧告、避難指示が発令された時の各自治会の避難場所は、確保され、安全であるか。

観光振興について

金持神社、参拝者の増加による、町に対する経済波及効果は大きいものになっています。今後、観 光客(参拝者)がもっと増えると期待します。そこで、平日などは現状の駐車場、トイレの対応はで きると思いますが、土日及び連休、年末年始などの人出の多い時は両施設とも充分対応できる状況に ないと考えます。観光客の利便性の向上を図る必要があると考えます。

  1. 参拝者の増加要因は何であると考えていますか。
  2. 県が維持管理しているチェーン脱着場にあるトイレの容量を大きくする考えは。
  3. 町が国道沿いの土地を購入し、駐車場の整備あるいはトイレ環境の整備を図る考えはありません か。

山形克彦

地方消費喚起・生活支援型事業の評価と魅力ある店づくりの支援について

現在、「きらり日野町創生戦略」の具体化に向けて先駆的な取り組みが進められていますが、昨年の3月議会で町長は「日野町版創生事業」は平成26年度補正と27年度予算を一体的に運営し、消費喚起型は商工会に委託し、プレミアム付き商品券やひのっこ世帯応援商品券を発行するほか、昼食限定スタンプラリー事業を行い、町内の飲食店を活性化し、町内はもとより町外からも人の呼べる魅力ある店づくりを支援し、町の活性化を図りたいと施政方針で述べられています。

  1. 1日野町プレミアム付き商品券発行 2ひのっこ世帯応援地域商品券発行3昼食限定スタンプラリー事業を町商工会に委託し実施されましたが、事業評価で見えた事業の効果、プレミアム付き商品券の購入限度数や使用された商店等に偏っていたかなどの課題はありませんでしたか。
  2. 平成28年度もスタンプラリー事業を支援される予算が計上されていますが、平成27年度と同様の内容で実施されるのか、また、新たな計画のもとに、町内はもとより町外からも人の呼べる魅力ある店づくりを支援し、町の活性化を図られるのか、何れにしても一人でも多くの人に町内に来て頂かないと、賑わいの創出に繋がらないと考えますが、魅力のある店づくりの支援について何か考えがありますか。

根雨社会体育館跡地について

根雨社会体育館は平成27年3月に老朽化を理由に解体撤去され、その跡地利用として駐車場を整備されたが、半年以上も利用されないで放置されている。

昨年の6月議会で路盤の整備費用として500千円が予算計上された際、教育長は質疑で「跡地を整備した上で日翔会に貸し出すことで話をしている」と答弁されていますが、平成27年度も終わろうとしている現在も、全く利用がされてない状況であり、3月中には借地料も支払われると思います。

  1. 駐車場として整備されてから半年以上が経過しているのに利用されないで放置されているのはどうしてですか、日翔会に借りて頂けない理由でもあるのですか。
  2. 駐車場として整備された跡地は借地であり利活用しないで放置することは、全くの無駄な支出であり、税金の無駄使いです。利用の見通しが無く未利用地として放置されるなら、早々に部分的にでも返還されてはいかがですか。

佐々木 求

男女共同参画について

平成28年度の重要課題は

  1. 子育て支援
  2. 若者定住促進
  3. 医療と保健・福祉の連携
で、「きらり日野町創生戦略」は、人口減対策と町の賑わいの創出を図る施策を重点的に取り組むとしています。こうした課題は、まさに女性の果たす役割がますます大きくなってきたと痛感します。
  1. これまでの女性団体との意見交換や申し入れなど受けておられるが、内容はどういうものか。
  2. 「プラン」の達成度をどう見ているか、評価・検討の内容は。
  3. 人権問題として、その解消のための取り組みの遅れを思うが認識を問う。
  4. 施政方針の中で、「引き続き住民の皆さんの意見をいただく中で創意工夫を凝らし、これからのまちづくりを担う若者が一人でも多く定住し、夢と希望を持って暮らすことができる町、安心して子供を産み子育てしやすいまちにしていき、安全・安心・健やかな暮らしが実感できるまちづくりを念頭に頑張る」としておられますが、女性協力なくして進まない課題ではないか。
  5. 「男女共同参画条例」制定をどう考えているか。(日本の取り組み状況は、国際的にも厳しく批判されている。3月8日は、国際女性デー)

松尾信孝

日野町の観光政策について

昨年策定された『きらり日野町創生戦略』の大きな柱の一つである「まちづくり」の中に幾つかの観 光に関する項目が載っている。項目列挙の印象は否めないが、今議会に提出された町長の「施政方針 」と上程された来年度予算との関連も踏まえて、本町の観光政策の将来展望を聞きたい。

町内には「観光協会」、「商工会」、「役場」と観光に携わる組織があるが、観光政策面を主体的に 担う体制が良く見えない。戦略的な観光政策を立案する障害となってはいないか。

  1. そもそも観光とは日野町にとって何であるか。観光振興により何を目指しているのか。
  2. 観光政策が、「施政方針」、「過疎地域自立促進計画」、「創生計画」の中でどのように戦略的に繋がっているのか、関連性を聞きたい。
  3. 観光政策の実現において、観光協会、商工会、役場のそれぞれの役割をどう考えているか。
  4. 現時点における本町観光資源の二つの大きな柱である「金持神社」と「オシドリ観察小屋」は、現在運営主体は民間であるが、将来的にこのままでよいと考えるか。
  5. 学術的な価値があるとされる「都合山たたら遺構」は、少なくとも「観光」、「教育」用の施設という面からは奥出雲等の先進地域・施設と比べて大きく出遅れているという観は否めない。「学術的価値」を実現するために、今後どのような展開を目論んでいるか。
  6. 観光客向け町内公衆トイレの来年度の取り組みを聞きたい。施政方針で述べられた根雨駅利用促進と一体となった駅周辺トイレの充実が最優先と考えるが。

社会資本の延命策について

来年度予算で「公共下水道長寿命化事業」が提示された。

道路・橋梁、上下水道施設などの社会資本について、いずれ来るであろう老朽化(大規模修繕、取り換え)に対して、町民に対する不便、利用料金の急激な値上げ等の不都合を避けるための準備が今から必要と考える。

  1. 29年度も延命策は続けられると思うが、何に重点を置く予定か。
  2. 資産台帳上その他の資料で、将来の大規模資本支出の時期、資金規模等を把握する体制はできているか。推定されているおおよその時期と金額を知りたい。
  3. 将来の大規模資本支出に対する資金手当てについてはどのように考えているか。
  4. 新公会計制度で求められている「固定資産台帳」作成の進捗状況を聞きたい。