予防接種は、ワクチンを体に接種して病気に対する抵抗力(免疫)をつくることにより、発病を予防したり重症化を予防するものです。
定期予防接種
決められた年齢で接種するように国が勧めている予防接種を定期接種といい、接種費用は公費で負担されるため、無料で接種できます。かかりつけ医と相談して、計画的に接種しましょう。
・五種混合ワクチン(令和6年4月1日より定期接種になりました)
・ロタウイルス
・Hib(ヒブ) ※五種混合ワクチンを接種した場合は、接種不要です。
・小児肺炎球菌
・B型肝炎
・四種混合ワクチン ※五種混合ワクチンを接種した場合は、接種不要です。
・BCG
・水痘
・MR(麻しん・風しん)
・日本脳炎
・二種混合
・子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)
子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)
対象年齢と実施方法
▪対象年齢:小学校6年生から高校1年生相当の女子
▪標準的な接種年齢:中学校1年生相当の年齢の女子
対象となるワクチン
・サーバリックス®(2価)
・ガーダシル®(4価)
・シルガード®9(9価)
接種回数と実施方法
一定の間隔をあけて、同じワクチンを合計2回または3回接種します。接種するワクチンや年齢によって接種のタイミングや回数が異なります。どのワクチンを接種するかは、接種を受ける医療機関に相談してください。3種類いずれも、1年以内に規定回数の接種を終えることが望ましいとされています。
標準的な接種回数および間隔

【標準的な接種方法をとることができない場合の接種間隔】
上記の標準的な接種間隔以外でも、小学校6年生~高校1年生相当の年度の間に、公費で以下のとおりHPVワクチンの接種を受けることができます。
・サーバリックス®(2価)
初回接種後1か月以上の間隔をおいて2回目の接種を受けた後、1回目の接種から5か月以上、かつ2回目の接種から2か月半以上の間隔をおいて3回目の接種を受けます。
・ガーダシル®(4価)
初回接種後1か月以上の間隔をおいて2回目の接種を受けた後、2回目の接種から3か月以上の間隔をおいて3回目の接種を受けます。
・シルガード®9(9価)
1回目の接種を15歳になるまでに受ける場合、初回接種後5か月以上の間隔をおいて2回目を接種します。(合計2回
で完了)
1回目の接種を15歳になってから受ける場合、初回接種後1か月以上の間隔をおいて2回目の接種を受けた後、2回目の接種から3か月以上の間隔をおいて3回目の接種を受けます。(合計3回で完了)
【参考】
病気の説明・子宮頸がん予防ワクチンについて
▸厚生労働省:ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~
任意予防接種
定期接種以外の予防接種です。医師とご相談のうえ、保護者の判断で受けてください。接種費用の一部を助成します。
・おたふくかぜ(2,000円/回上限に助成。一人2回まで)