避難時における新型コロナウイルス感染症対策

避難時における新型コロナウイルス感染症対策

新型コロナウイルス感染症が終息していない状況下において、風水害などの自然災害に備え避難所を開設する場合には、感染症対策に万全を期すことが重要となります。

特に、避難所などの密集した環境下では、集団生活により感染症リスクも高まる危険性があります。

 

日野町でも、新型コロナウイルス等の感染拡大を防止するため、十分な換気やスペースの確保等、少しでも感染リスクが軽減されるよう取り組んでいますが、避難される皆さんにも自助共助としての感染症対策を可能な限り実施していただくようお願いします。

 

健康状態の確認

避難する前に、自身や家族の健康状態を確認してください。以下のような症状がある人は「発熱・帰国者・接触者センター」にご相談ください。また以下の症状に当てはまらない場合でも、発熱や呼吸器症状があり、かかりつけ医を受診される際は、事前にかかりつけ医に連絡してから受診してください。

  1. 息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ(倦怠感)、高熱等の強い症状のいずれかがある場合
  2. 重症化しやすい基礎疾患がある人、透析を受けている人、免疫抑制剤や抗がん剤等を用いている人及び高齢者や妊婦の人で、発熱や咳などの比較的軽い風邪症状がある場合
  3. 上記以外の人で発熱や咳など比較的軽い風邪の症状が続く場合(小児の場合も目安とする)
  4. 味覚、嗅覚の異常がある場合(味やにおいがわからなくなる)

相談先 発熱・帰国者・接触者センター(米子保健所内)電話0859-31-0029または31-9317

 

親戚・知人宅等への避難の検討

防災マップやハザードマップ等で地域のリスクを確認し、自宅での安全確保が可能な場合は、感染リスクを考慮して自宅に留まるか、安全な場所に住んでいる親戚や知人宅等への避難も検討してください。

 

マスクの着用と感染症対策物資の持参
  1. 感染拡大防止のため、マスクを着用して避難所をご利用ください。
  2. 避難する際は、自身の感染症対策に必要なものは可能な限り準備してください。

   ・マスク ・体温計 ・アルコール消毒液(ウエットティッシュ) ・身の回りの清潔品(タオル、歯ブラシ)

   ・常備薬 ・モバイルバッテリー など

 

避難者の健康状態の確認
  1. 原則として、避難所到着時に健康状態の確認を行います。
  2. 万が一、発熱や咳などの症状が出た場合は、速やかに避難所運営スタッフに申告し、指示を受けてください。
手洗い、咳エチケット等の基本的な対策の徹底

避難者や避難所運営スタッフは、頻繁に手洗い(手指消毒)するとともに、咳エチケット等の基本的な感染症対策を徹底してください。

 

避難所の衛生環境の確保

物品等は、定期的かつ目に見える汚れがあるときには、家庭用洗剤を用いて消毒するなど、避難所の衛生環境をできる限り整えてください。

 

こまめな換気、広い空間の確保

避難所内については、十分な換気に努めるとともに、避難者同士が十分なスペース(おおむね2メートル)を確保できるよう留意します。通常時よりも広いスペースが必要となりますのでご配慮ください。

 

発熱、咳などの症状が出た人のための専用スペースの確保
  1. 発熱、咳などの症状がある人のための専用スペースを確保するよう配慮します。
  2. 症状のある人は、一般の避難者とはゾーンや動線を分けることがありますので、ご理解とご協力をお願いします。
ごみの管理と捨て方

特にマスクや使い捨て手袋等の感染防護として使用したごみを捨てる際には、「ごみに直接触れない」「ごみはしっかり袋の口を閉じる」「ごみを捨てた後は手を洗う」ことを徹底してください。