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2019年3月8日 ROOM NO.11いつかはふるさとに。若者という希望の芽を育てていきたい

今年の冬は温暖で、雪も少なく過ごしやすかったと感じます。そんな冬も終わりに近づき3月、弥生ですね。すでにウメやモモの花が咲き、いつになく春が駆け足で近づいてきています。

そして、春は別れと出会いの季節でもあります。今月は卒園式や卒業式、来月には入学式や入社式を予定されているところも多いことでしょう。

そういった中で、若者の動向が気になります。高校を卒業した若者の多くが地元を離れていく現実があります。この地域離れの要因の一つとして、希望する選択肢が地元に少ないという意識が若者にあると考えられます。都会や異文化へのあこがれは、多感な若者世代の大きな特権の一つです。反面、「地元に残ってほしい、帰ってきてほしい」とは、私も含め多くの町民の皆さんの願いではないでしょうか。

若者の地元志向を高めていくには、地域でのさらなる知恵と工夫が必要でしょう。自分の生まれ育った場所に誇りを持つ・持てる人材を育成する「ふるさと教育」の重要性を大いに意識したところです。

そのためには、行政だけでなく皆さんの力が必要不可欠です。身近すぎて忘れかけてしまっているふるさとの魅力を掘り起こし、若者や子供たちに伝えてあげてください。いつかそのつながりが、ふるさとへの愛着を呼び起こし、町の希望の芽となってくれるはずです。

弥生はその名の由来通り、春を待ちわびた草木が生い茂る季節。春を迎え、私たちも若者という希望の芽を育てていきたいものです。

2019年3月8日