梅雨入りも迫り、つかの間の晴れ間を楽しみたい今日このごろ。今年は、暖冬の影響か山間の谷水も枯れ気味なんだとか。今夏の水不足が心配される中、恵みの雨となってくれることを祈るばかりです。
さて先日、とある自治会の行事に出席してきました。そこは、高齢化率が比較的低い上、若い世代や転入者の姿も多く見受けられました。住民同士の親睦を深めることを目的としており、あるご高齢の方の「こういう機会がないと、なかなか知り合えない。本当に楽しい催しで、毎年心待ちにしている」と語っていたのが印象的でした。
一方、別の自治会では、子どもたちの数が想定していたのよりも多く、事務方は大慌て。後で聞いたところ、この行事めがけて帰省された方が予想をはるかに超えていたためだったとか。「（景品を）余裕をもって準備しますから、来年もぜひ参加を」との呼びかけが何ともうれしそうでした。
各自治会が行う活動は、伝統・文化的なものから、体力・健康づくり、親睦目的など多岐にわたり、それぞれ工夫を凝らし行われています。
しかし、５０ある自治会の中には、人口減少や高齢化が進み、活動を停滞・停止せざるを得ない状況が広がりつつあります。庁では、そうした状況を何とかすべく、集落支援員の配置や地域活動支援交付金制度などさまざまな面で支援を行っています。これらを十分に活用していくためにも、まずは地域の現状や未来を語り合える場をつくっていただきたいと思います。
2019年6月10日