企画政策課

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元日野サンプラザ有効活用検討委員会(第2回)の開催結果

2016年1月19日
平成27年12月24日に第2回元日野サンプラザ有効活用検討委員会を開催したので報告します。

1 開催趣旨

元日野サンプラザの有効な活用方法について検討し、町への提言等を行う。

2 日 時

平成27年12月24日(木) 14時00分から15時40分

3 場 所

日野町山村開発センター 研修室

委員11名(1名欠席)、アドバイザー2名、事務局9名 ※別添の委員等名簿を参照。

4 概 要


(1)住民からの有効活用アイディア募集の結果について

【主な意見(要旨)】

・施設を見たところ、2階は階段の上り下りがあるので、子育て支援の施設とか、募集意見にあったファミリーサポートセンターのような施設は1階に整備する必要がある。

・屋外に遊具を置いてはとの意見があったが、駐車場があって難しいので、屋内に整備すれば

可能ではないか。

・移住・定住、子育てが最も重要であり、(地方創生の戦略で)小学校の入学者数を平成32年度15名、平成37年度以降20名という目標を掲げているので、それが生かされる施設にすべき。

・(募集して)いろいろな意見が出されたが、核になるものが何か一つ必要ではないか。あれもこれも全てを盛り込んで、どれも中途半端になってはいけない。何から何まで全て盛り込むのは

難しいと考える。

・提案のあった意見の中には、介護施設や育児施設などのように国や県の許認可が必要な部門

と、店舗などテナントが入る商業的な部門がある。許認可等が必要な施設を整備しようとすれば、ある程度の時間が必要であり、ハードルも高くなるのではないか。

・多方面にわたっていろいろな意見が出るのは良いことであるが、やりたいもの、検討した結果、できるもの、できないもの、といったようにある程度の線引きが必要。

・ブロードバンド、インターネット環境が整備されないと、子育てや移住・定住、企業誘致も進められないと思う。

 

(2)具体的な有効活用方法について   

【主な意見(要旨)】

・(サンプラザのある場所は)「コメリ」と「まるごう」があるという中で商業の一等地であると考える。商業施設として活用する場合、街中の店と競合すると、街中の店がなくなるので、競合しない施設としてほしい。また、場所的に車でないと行き来が難しい場所にあるので、車を利用できない方のためにも街中とのバランスは必要。

・視察して、改めて広くていろんなものに使えると感じた。やはり多目的ホールは必要ではないかと思った。その中で、葬祭関係であれば神聖な儀式が行われるが、一方で賑わいづくりの施設も併設するとなると、壁は防音にするなどバランスを考えた方がよい。

・子育て関係と葬祭関係が同じ屋根の下にあることに違和感を持つ人もいるようだ。

・施設を全く一つのものとして考えるのか、同じ建物でも区切って行き来しないようにして出入口も分けてしまうという方法もある。

・商業施設であれば、町内の既存の業者が活性化するようなことを考えないといけない。黒坂を

はじめ、江府町や新庄村からも利用されるような施設となるよう広域的な視点が必要ではないか。

・町の示した想定案は理想的な内容であるが、財政的に可能であろうかと感じたので、その中で

一つでも二つでも実現すればよいと思う。

・町民のためになるだけでなく、町外からたくさん来てもらえる施設にしないといけない。町外から来て買い物をしてもらえるのであれば、商業施設でもよいのではないか。日野町の将来人口を考えると、町内だけで完結するような施設にお金をかけてまで整備する必要性は低い。

・サンプラザのある場所に「宝くじ売場」をつくって、金持神社の20万人をそこへ案内すると、結構な人が足を運ぶと思う。また、それと併設して、山の木や石を使って、参拝記念の縁起物を作るスペースを設け、そこには芸術村ではないが指導者も配置したらどうか。

・募集の仕方は全国募集とし、施設の整備手法として「ビフォーアフター」というテレビ番組に手をあげてはどうか。(自治体としての第一号は長崎県の平戸市が観光施設を整備)

・(金持神社の)20万人のうちかなりの人が足を運べば、宝くじの販売手数料が入れば(施設の)維持管理もできると考える。

・葬祭センターは自宅葬の延長的な考え方であってよいと思う。葬儀を最優先とすると事前に告

知しておけば多目的な利用も可能。

・(町外から来た人に)立ち寄ってもらってオシドリや金持神社を案内できる施設があるとよい。

・夜中にトイレをする所がない。明るい場所があって自動販売機があり、ちょっと休憩して談笑もできるようなコミュニティ的な施設も欲しい。

・トイレも整備して、道の駅的な要素を持った施設という提案であると思うが、少なくとも案内所のような施設は必要。

・葬儀もできる多目的なスペースはよいという意見があったが、その実効性と収益の問題がある。特に黒坂はお寺が多く、葬儀はほとんどが自宅かお寺で行い仕上げは集会所や公民館で行う。溝口にはJAの施設があり町内にはJAの組合員、準組合員が多く、日南に「せせらぎ」があって低料金で利用できる。根雨にもお寺があって会館もある。葬儀をする施設を整備した場合には通夜をする部屋をどうするかという問題もある。こうした状況の中、葬儀ができる施設を整備しても長続きするかどうか不安が大きい。

・最近の傾向として、自宅葬も大変だから止めようかという傾向にある。自宅の延長のような形で、それぞれの葬儀社が入って使ってもらったらよいのではないか。

・日野町では年間で約30人亡くなっている。このうち何件が葬儀で利用されるか分からないが、子育ての広場も欲しい、宝くじ売場も欲しいという意見がある中で、出入口を別にするとしても同じ建物の中に通夜室を設けるような施設が本当に必要であろうかと思う。

・2階部分について、防災の総合的なセンターとして活用が考えられる。

・住民からの意見は自分たちが使いたい、住民へのサービスを良くするものが中心であった。(金持神社に)20万人の観光客が来るということは、町人口の20倍の数字であり、消費の対象の数字としてこれを使わない手はない。住民へのサービスだけでなく、観光客など外から来られる人にアピールしたり、サービスを提供できるような機能も取り入れてもらいたい。

・ドラッグストア、日野町ブランドの農産物を販売する場所、高齢者が集まって座談会できる場所、子育て関連で子ども達が集まれる場所、日野高校の生徒が通学途中に立ち寄って勉強ができる場所など、住民のためにプラスになる場所であって欲しい。

・(金持神社の)20万人の観光客の3割が足を運んでもらっても6万人という人が来る計算になり、日野町にとって大きなマーケットになる。縁起物やハンバーガーも含めて、日野町でリピーターができるようになればよい。

・いろいろな意見が出ているが、(1)ターゲットとして町内の住民を対象とするのか、観光客など外貨を稼げるマーケットを対象にするのか。(2)公共性や公益性が高いものと収益性があるもの。これら2点を縦軸と横軸にして、出された意見がどこに位置づけられるか整理して検討してみてはどうか。

・教育に資するようなもの、子育て世帯の働き方や生き方を支援するもの、高校生の進学やキャリアを伸ばすようなものもよいのではないか。

・資金調達の方法として、金融機関からの融資だけでなく、日野町の関わりを上手に情報発信す

る形でクラウドファンディングのような手法も考えられる。

・是非ともインターネット環境を整えてもらいたい。日野町は土地が安いし、(インターネット環境が整えば)こちらに来てできる仕事も結構ある。教育=子育てで来てもらえる可能性がある。東京では保育所に入れない人も多く、自然に近い所で子育てしたい人もいるので、そういう人の選択肢の一つとして日野町が土俵に上がれるようにすべき。

・施設の屋根を利用して太陽光発電ができないか検討してはどうか。

・バックヤードは水回りも部屋もたくさんあって充実していたので、独居の方の弁当を作る業者に入ってもらうなど有効活用できないか。

・例えば、ショップなどで10坪のスペースを使わせてもらう場合、隣のスペースと仕切るための壁とか、ショップの所までの電気、ガス、水道などを行政で整備してもらえるのか、事業者としてどこまで負担するのか分からないと、手を挙げられない。

米子の天満屋の専門店街がデベロッパー方式であり、出店者が経営者となって参画している。

ある程度は公設で整備して、その後は出店する事業者が経営会議を開いてどうやって行くのかを話し合わないと、進まないのではないか。


(3)会議資料(PDF)

(4)検討委員会概要(PDF)

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