○日野町寄附採納事務取扱規程

令和2年12月1日

訓令第4号

(趣旨)

第1条 この訓令は、町に対する寄附の採納事務の取扱いに関し、日野町財務規則に定めるもののほか、必要な事項を定めるものとする。

(定義)

第2条 この訓令において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。

(1) 一般寄附 特定の使途を指定しない金品等による寄附をいう。

(2) 指定寄附 特定の使途を指定した金品等による寄附をいう。

(寄附採納の留意事項)

第3条 寄附の採納をしようとするときは、次の各号に掲げる事項に留意するものとする。

(1) 公序良俗に反しないこと。

(2) 行政の中立性、公平性等が確保できること。

(3) 宗教的又は政治的な意図による寄附でないこと。

(4) 寄附採納後の維持管理費等が、著しく町の財政負担とならないこと。

(5) 将来の紛争の原因となるおそれがないこと。

(6) 前各号に掲げるもののほか、法令の制限その他制約がないこと。

2 前項に規定するもののほか、寄附の条件が付されているときは、その内容について十分確認するものとする。

(寄附の申出)

第4条 町に対し寄附の申出をしようとする者(以下「寄附申出者」という。)は、寄附申出書(様式第1号)を提出するものとする。

(採納事務の担当課等)

第5条 寄附採納に係る事務の担当課等は、次に掲げるとおりとする。

(1) 一般寄附であるとき 総務課

(2) 指定寄附であるとき 寄附の指定内容に最も関係する課

(採納の決定及び通知)

第6条 第4条に規定する寄附申出者から寄附申出書の提出があったときは、担当課の長が採納の可否について町長の決裁を受けるものとする。ただし、次条に該当する寄附を除く。

2 町長は、寄附の申出について採納することを決定したときは、速やかに当該寄附申出者に対し、寄附採納決定通知書(様式第2号)を送付するものとする。

3 町長は、寄附の申出について採納しないことを決定したときは、速やかに当該寄附申出者に対し、寄附不採納決定通知書(様式第3号)を送付するものとする。

(議会の議決)

第7条 第5条に規定する担当課は、寄附が、地方自治法第96条第1項第9号に規定する議会の議決を要する負担付きの寄附又は贈与に該当すると認めるときは、議会の議決を得なければ、前条第2項又は第3項の手続きをすることができない。

(寄附採納の制限)

第8条 次に掲げる寄附については、原則として採納しないものとする。ただし、町長が必要と認める場合は、この限りでない。

(1) 寄附申出人が特定のものを顕彰することを目的として寄附物件に氏名を記載することを条件とするもの

(2) 不動産の寄附のうち、町における使途が不明確なもの

(3) 前2号に掲げるもののほか、第3条第1項各号に該当しないもの

(感謝状等)

第9条 寄附を採納したときは、寄附をした者に対して感謝状の贈呈若しくは礼状の送付及び広報への掲載を行う。ただし、寄附をした者が希望しないときはこの限りでない。

(適用除外)

第10条 次の各号のいずれかに該当するものについては、この訓令を適用しない。

(1) 国、県その他の公共団体又は公共的団体からの財産の寄附又は贈与

(2) 日野町ふるさと納税

(3) 町が発注する公共工事に伴う土地等の寄附

(4) 私道等の寄附

(5) 前各号に類するもの

(委任)

第11条 この訓令に定めるもののほか、必要な事項は、別に定める。

この訓令は、令和2年12月1日から施行する。

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日野町寄附採納事務取扱規程

令和2年12月1日 訓令第4号

(令和2年12月1日施行)